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ala まち元気プロジェクトレポート

平田オリザ先生の「授業で使えるコミュニケーション・ワークショップ」

2025 年 07 月 25 日 (金)

演劇×教育で子どもたちの豊かな未来を育む

可児市内の3年目4年目の小中教職員向けに開催されるワークショップ。講師に迎える平田オリザ先生は劇作家でありながら多角的な演劇教育活動をされており、小学校、中学校の国語の教科書にも平田先生のワークショップ方法論に基づいた教材が採用されています。

今回の研修では平田先生が開発された子どもたちの非認知スキル(学力やIQでは測れない、協調性や想像力など生きるために必要な力のこと)を高めるためのワークショップを実際に参加者が体験し、さらに「なぜこの手法を用いるのか」「このプログラムを実施するときには何に配慮するべきなのか」ということを平田先生が細かく解説をしていきます。カードを用いたゲームで「イメージの共有の難しさ」を体感したり、複数人で1つの動きをすることによって「協働性」を感じてみたり、台本のセリフを読みながら演劇授業を体験してみるなど、からだ・ことば・こころを全部使った様々なワークショップを体験します。

最後の座学では、今の学校に求められていること、子どもたちが将来社会に求められていくことを、日本や世界の教育現場での実情を交えながら平田先生が講義をされます。 日々授業やカリキュラム作成に忙しい先生方ですが、この日は生徒の立場になって楽しみながら、演劇手法を用いたワークショップや授業の重要性を学ばれている様子でした。

子どもたちの生きる力を育むためには、アーラのような文化施設と教育現場の先生方が連携して、子どもたちに芸術を通した様々な体験をしてもらい多様な価値観を認め合えるような仕掛けが必要となります。

これからも教職員の皆様と連携しながら、子どもたちの未来のためにアーラの役割を果たせるよう尽力してまいります。

創造事業課 岩田

公演アンケートより

楽しかったです。文化的資本の地域格差を少しでも埋めるために、小学生から段階的に演劇などを学校の中で仕組んでいくことが大切だと思いました。実践していきたいです。ありがとうございました。

教育に劇を活用する良さを実感することができた。劇の中なら、自分のダメだと思っていたところが役にすることで、良さと捉えることができる。素敵だと感じた。また、それを活かすも殺すも、周りであることもわかった。そういう集団をつくっていきたい。

普段受けられないような講座で、何もかもが新鮮でした。ありがとうございました。

日  程

2025.7.25

会  場

レセプションホール

実施回数

1回

参加者数

25人

講  師

平田オリザ先生(演出家・劇作家)

主  催

可児市教育研究所

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