時代に翻弄されながらも逞しく生きる
文学座公演「五十四の瞳」
戦後間もないころの瀬戸内海に浮かぶ小さな島の朝鮮人学校。ここでは日本人も朝鮮人も分け隔てなく学び、島民にとって憩いの場ともなっていた。しかしある日、占領軍(GHQ)が全国の朝鮮人学校閉鎖を宣言する。俺たちの学校はいったいどうなってしまうのか。時代のうねりが小さな島を巻き込んでいくー。日本と朝鮮、二つの人種の狭間で懸命に生きる人々を描き、主演の松岡依都美が第55回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ話題作。
作:鄭 義信 演出:松本祐子
出演:たかお鷹、神野 崇、越塚 学、杉宮匡紀、
川合耀祐(可児出身)、金沢映実、頼経明子、松岡依都美