館長のおしゃべりシアター まちが元気になる処方箋
2022年07月01日
「教育」と「文化芸術」で住み心地のよいまちへ
7/29に「まちが元気になる処方箋」を開催いました。この企画はアーラの館長と劇作家の平田オリザさんがゲストと共に文化によるまちづくりについて語り合う公開座談会。今回はアーラの新旧館長と平田さんお三方で、教育と文化芸術の関わりについて話が膨みました。
子どもの世代、先の世代にどういう社会を残すのか、そこには教育はもちろん、文化芸術も大きな役割を果たします。人とのつながりの欠如によってさまざまな問題が起こっている今、未来を担う子ども達がコミュニケーション力を身につけて、人とのつながりを形成していくことを可児市としても教育方針の真ん中に置いています。しかし、コミュニケーション力を育むことは学校だけではできません。コミュニケーション力だけでなく、さまざまな社会の課題が子ども達に如実に表れ学校におしかかっています。
そこでアーラでは、教育研究所と共に子ども達のコミュニケーション力を育むため、平田さんに毎年可児にお越しいただき、先生方へ演劇を活用したコミュニケーション・ワークショップの研修をしています。そのほか学校教育課と連携し、演劇やダンスによるコミュニケーション・ワークショップを多数の学校で実施しています。
平田さんが関わってる兵庫県豊岡市でも、市内36の小中学校全校(小6・中1)でコミュニケーション教育を取り入れ、高校でもほぼ全ての学校で実施しています。平田さんの研修により、教員自身がコミュニケーション授業を子ども達に行っています。来年からは非認知スキルの育成を目的に、全校の小学1年生にも導入するそうです。
可児市は10万人、豊岡市は8万人。顔のみえるこの規模だからこそできる手厚い教育、文化芸術によるまちづくりがある。可児市の未来をつくる戦略的な投資として、子ども達のための文化芸術プログラムを、アーラはさまざまなセクターと共同して展開していきたいと思います。
顧客コミュニケーション室 松浦
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館長のおしゃべりシアター まちが元気になる処方箋
日程 2021.7/29
会場 ala 映像シアター
登壇者 平田オリザ、衛紀生、篭橋義朗