Report
ala まち元気プロジェクトレポート
教職員向け「ココロとカラダワークショップ」
2026 年 07 月 24 日 (金)
「演劇的手法」で、表現できる場を整える

アーラでは毎年、2年目の公立校教職員を対象に「ココロとカラダワークショップ」を行なっています。今年の講師はアーラと地域拠点契約を結ぶ文学座から、俳優の植田真介さんをお迎えしました。植田さんは俳優としての活動はもちろんの事、文学座附属演劇研究所で俳優の卵たちの指導に当たる傍ら、全国各地を飛び回り、子どもから大人まで沢山の人たちとワークショップを行なっています。そう、アーラの「演劇ワークショップリーダー養成講座」の講師も務められていますね。
今回のワークショップのために、植田さんは『演劇的手法によるクラスビルディング』と『演劇的手法を活かした授業づくり』という、二つの素晴らしいテキストを用意してくれました。ワークショップが始まると、先ずこのテキストを参照しながら「クラスビルディングでの大事な段階」と「なぜ今、演劇的手法が必要なのか?」という事を丁寧に説明しつつも、15分ほどで早速テキストから離れます。自分の身体で体験し、実践しながら解説していくことで、より深い学びを身に付けよう、という事です。
一般的には、「演劇」と言うと演技、何かを(身体で)表現する、というイメージが強いと思います。しかし、「(人前で)表現する」という事は、経験が無い人にとっては想像以上にハードルが高いのです。いきなり「やって」と言われても、中々できるものでもありません。先ずは、「表現することができる環境(場)」を整えることが必要となります。その、段階的に場を整えて行くためのゲームを、実際にみんなでやりつつ、植田さんが「なるほど!」な解説を加えていきます。

お互いに「はじめまして」の集団から、ペアワーク、グループワークでの簡単な創作まで一通り体験したところで前半は終了。グループ分けをし、お昼(各グループでランチミーティング)を挟んで、後半は各グループで話し合って考えた、短い「模擬授業」をやってもらいました。各自の担当教科を基本に考えられた「模擬授業」は、それぞれとても特徴的で面白いものでしたが、これをさらにブラッシュアップするためのアドバイスを、植田さんが加えていきます。

最後の締めの言葉に、植田さんが言ったのは「無理せず、自分を作りすぎないで」という事でした。生徒の前で「先生を演じる」のではなく、自然体で接し、コミュニケーションをしっかりとること。そしてまずは、先生自身が楽しんでやることが大事なのだと。
創造事業課 中尾
アンケートより抜粋
受講前は演劇的手法に関する研修が悉皆研修である理由がよくわからなかった。受講を通して特に学級経営において演劇的手法を用いることが効果的であることに気付き、今後の実践に生かしていきたいと感じた。
教師の立ち振る舞いについても知ることができて良かった。夏休み明けから、立っている時の手の位置や、身振り手振りをつけた話を意識していきたい。
このような講座は初めてだったので新鮮でした。大人でもこれだけ楽しんで活動できるので、子供にとってはすごく楽しく、リラックスできるのではないかと感じました。
教員の身振り手振りや、表情など些細な身の振る舞いが学級の雰囲気に関わっていると知って面白かった。児童が楽しい、安心すると思えるような環境をつくっていきたいと思った。
日 程
2026年7月24日(金)
会 場
可児市文化創造センターala レセプションホール
参加者数
22人
講 師
植田真介(文学座)
主 催
(公財)可児市文化芸術振興財団
協 力
可児市教育研究所