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ala まち元気プロジェクトレポート

演劇ワークショップリーダー養成講座

2026 年 05 月 17 日 (日)

「受け入れられる安心が、人をひらく。

「○○ちゃんが、普段は見せないような生き生きとした表情でした」。学校でアーラのワークショップを終えた後、先生方からしばしば耳にする言葉である。教室では控えめだった子どもが、仲間との活動の中で自然と笑顔を見せ、自ら言葉を発し、身体いっぱいに表現する。その変化に立ち会うたび、人には誰もがまだ開かれていない可能性を秘めていることを実感する。

その可能性を引き出すのが、ワークショップリーダー、すなわちファシリテーターの役割だ。巧みな進行は、参加者の緊張をほぐし、安心して自分を表現できる空間を生み出す。その場では「上手に演じること」よりも、「互いを認め合い、ともに創ること」が大切にされる。結果として、表現力や創造力だけでなく、他者と協働する力やコミュニケーション力も自然に育まれていく。

こうしたファシリテーションの力は、いま教育現場にとどまらず、福祉や地域づくり、企業研修など幅広い分野で求められている。人と人とのつながりが希薄になりがちな時代だからこそ、安心して関われる「場」をつくる力の価値はますます高まっているのだろう。

アーラでは、その担い手を育てる「演劇ワークショップリーダー養成講座」を継続して開催し、今年で三年目を迎えた。講師の植田真介さんは、「他者と関わりながら、自分の存在を安心して差し出せる場をつくること」がファシリテーターの本質だと語る。一人ひとりの違いを受け止め、それぞれが自分らしく参加できる場づくりこそが、人を育てる土壌になるという考えに深く共感した。

講座を重ねることで参加者同士の学びは連続し、技術だけでなく信頼関係やネットワークも育まれている。その輪が地域へと広がれば、学校や福祉、文化活動などさまざまな場で、人と人とを結ぶ新たな力となるに違いない。一人の子どもの輝く表情から始まる小さな変化は、やがて地域全体を豊かにする大きな可能性へとつながっていく。そんな未来を支える人材が、この講座から着実に育っていることを心強く感じた。

創造事業課 澤村

アンケートより抜粋

参加者がワークショップを実施し、それに対してフィードバックをいただけるのは本当に貴重な機会ですので、ありがたいです。

初めての参加でしたが新たな自分を発見する事ができました。様々なワークショップを通して自分の役割を自分で発見していく作業になると感じました。

参加者の皆様とコミュニケーションを通して、他者の役割や個性、得意な事を見つける事ができたのは大きな喜びでした。

色んな方のプログラムも受けられて、とても参考になった。また、自分のプログラムでも、こういう表現があるんだ、こんな反応もあるんだ、とたくさんの気づきが得られた。

ワークショップを実施する際はもちろんですが、日々子どもたちと対面するときにも活用しようと思いました。

日  程

2026.5.16~17

会  場

演劇ロフト

実施回数

2回

参加者数

17人

講  師

植田真介(文学座所属・俳優)

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