みんなのディスコ 2021
2021年07月01日
オンラインならではの双方向性を最大限に活かして開催
今回は参加対象者を障がい者支援施設などの福祉施設の方に限定し、リアルとオンラインのハイブリッドで企画を進めました。結果的にリアルの参加者はゼロとなり、2つの福祉施設のみなさんとオンラインで繋いで開催しました。市民ボランティアのみなさんが描いてくださった「みんなのディスコ」のにぎやかな看板をバックに、「ハロウィン仮装ファッションショー」を主軸とした、視覚的にも楽しいディスコになりました。
“うたのギリギリおにいさん”こと川名洋行さんのMCにより、画面の向こう側にいる参加者のみなさんをディスコの世界に引き込んでいきます。
「一度決めたら諸突猛進!アニメが大好きな〇〇さ~ん!自作の衣裳がキマってます!」「甘いものが大好きな〇〇さ~ん!今日はたくさんのリボンをつけたクマさんになりました!」…など、あらかじめ施設職員の方からヒアリングしていた参加者それぞれのキャッチコピーや自慢のコスチュームの見どころを読み上げ、ひとりずつ画面の前に登場していただきました。声が出しづらい状況なので、事前に配布していた「いいね!」と書かれた“応援うちわ”を使って、互いの登場シーンを盛り上げました。DJタイムには音楽に合わせて自由に体を動かしたり、ショータイムではMCが歌うバラードにうっとりしたり。最後にはみんなで一緒に踊簡単なダンスを踊ったりと、双方向に対話をしながら、全身で音楽を楽しみました。また、各施設からはダンスのプレゼントを贈り合う場面も。画面の向こうへ楽しさを届けようと奮闘してくださった市民ボランティアのみなさんの力もあって、オンラインならではの良さを最大限に活かしたイベントとなりました。
市民ボランティアのみなさんへのアンケートでは、「普段、障がいのある方など施設に入所している方と接する機会はありますか」に対して「ない・あまりない」が100%、「今回のイベントで参加者との理解は深まりましたか」に対して「はい」が100%の回答をいただき、コロナ禍であっても交流を止めないことが重要であると感じました。また、福祉施設の方からは、車いすや体調などの理由で普段からオンライン開催を希望されていることがわかり、今後も状況に合わせた柔軟な対応をしながら、あらゆる人がともに楽しめる「みんなのディスコ」を開催していきたいと思います。