これぞ地歌舞伎!とくとご覧あれ!

地元の素人役者によって演じられる歌舞伎「地歌舞伎」。市内で活動を続ける「可児歌舞伎」が市制施行40周年、アーラ開館20周年の特別な年に待望の公演を開催。「自らつくりあげる地歌舞伎」の魅力をぜひ会場でご堪能ください。

  • 2022年09月03日(土)
  • 14:00開演(13:30開場)
  • 会場:小劇場
  • 料金:入場無料(要チケット予約)
    ※イス席(指定席)または桟敷席(自由席)が選択できます。

チケット予約開始:2022年7月2日(土)9時

※ 電話予約は発売日の翌日から
※ ご来場にあたっては、アーラの感染症防止対策をご確認ください。
※イベント開催時における感染防止安全計画等についてはこちら

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チケット取扱
・可児市文化創造センター・インフォメーション
TEL:0574-60-3050(9時から19時まで 火曜日休館)

主催:可児歌舞伎  共催:(公財)可児市文化芸術振興財団
後援:可児市、可児市教育委員会

新版歌祭文ー野崎村の場 あらすじ
可児歌舞伎(可児市)

 大阪近郊の野崎村に住む百姓・久作(きゅうさく)の養子・久松(ひさまつ)はもとは和泉の国 石津の家臣の遺児ですが、十歳のころより油屋に丁稚奉公し、油屋の娘 お染(そめ)とわりない仲となっています。 しかし、久松は金の不始末の嫌疑をかけられ、事態が落ち着くまでの間、油屋から戻ってきています。お染との仲を知らない久作は、義理の娘・お光(みつ)と久松を結婚させようとします。お光はこれを喜び、いそいそと祝言の料理を作っています。そこへ、お染が訪ねてきました。気もそぞろの久松を、やきもちを焼いたお光が責めます。状況に気がつかない久作は、花嫁支度のためお光を奥の間へ連れていってしまいます。 人がいなくなると、お染は久松のそばへ駆け寄り、激しい胸の内を語ります。自分のことを諦めるよう説得する久松ですが、死を覚悟するお染の想いに、心が揺れます。そこへ奥の間で話を聞いていた久作が現れ、人の道に従い思い切るよう二人を諭します。久作の心からの説得に、お染は久松を諦め、久松はお光と祝言すると答えますが、その実、両者ともに心中の決意をしているのでした。 奥でその一部始終を聴いていたお光は、所詮望みは叶うまいと悟り、自ら髪を切り尼になって現れます。そこにお染の母・お常(つね)が現れ、金の不始末の嫌疑が晴れたことを告げ、お光の心根の優しさに感謝し、世間体を気づかい久松を駕籠で、お染を舟で連れ帰ります。二人の幸せを願いながら見送ったお光でしたが、一行の姿が見えなくなると、溢れる想いに泣き崩れるのでした。