チケットサービスについて
2024年1月29日
可児市文化創造センターala 館長 篭橋義朗
アーラでは2008年より他の劇場にはない、チケット制度の改革を進めてきました。例えば、パッケージチケットや当日ハーフプライスチケットなどは、思いがけず良い作品に出会うことができたり、賑わいの中で多くのお客様同士が感動を共有することができると考えています。前月のアーラタイムズ1月号より「チケットサービスの一部変更」をお知らせしていますが、チケット制度について改めてご説明します。ただしその前に、チケット料金自体の考え方をお話しします。アーラは公立文化施設として、可児市のまちづくりに大いに貢献したいとの思いから、一人でも多くの皆様にご来場いただき、質の高い舞台芸術を鑑賞してもらえるよう毎年のラインナップに苦心しているところです。そしてそのチケット価格は東京や名古屋などの相場よりもかなりお得な価格となっていることをご理解いただきたいと思います。これは公共施設として可児市からの資金援助を受けていることから基本のチケット価格を抑えていることによります。そのうえで4月からのチケットサービスについては、種類をシンプルに整理します。
まず、パッケージチケットは、初めて購入されるお客様でも分かりやすいようリニューアルし、さらに可児市にゆかりのある地元アーティストの公演をパッケージチケットに追加して購入できる「ホームタウントッピング」を新設します。次に公演日が近づくにつれ割引される「DAN-DANチケット」のうち、1週間前割引は利用率が低く定着しなかったことから見直しとなりました。しかし当日ハーフプライスは継続します。これは公演本番での空席を少しでもなくし、賑わいを創ることでお客様の公演に対する満足度が高まると考えているからです。願わくば当日ハーフプライス席が発生しないように事前に満席となるように努力していかなければならないと考えています。また、同日公演を4人以上の購入で割引される「ビッグコミュニケーションチケット」についても、利用率が低く定着しなかったため廃止します。なお団体としての購入を申し出ていただければその公演ごとに検討させていただきます。その他、インターネット予約や25才以下の方のハーフプライスチケットはそのまま継続します。また、公演鑑賞を希望する中高生を支援する「あしながおじさんチケット」の制度は地元企業・団体・個人の方のご協力をいただき、今後も継続していきます。
アーラでは今後も市民の皆様とコミュニケーションを重ねながら、より良いサービス提供を心掛けてまいります。何卒ご理解賜りすようお願い申し上げます。