フロントスタッフを募集しています

2024年7月31日

可児市文化創造センターala 館長 篭橋義朗

 7月1日号で「劇場フロントスタッフ養成講座受講生募集」の記事を掲載しました。フロントスタッフとは、チケットもぎりや客席案内などをする表方のスタッフのことです。アーティストが公演をするにあたって照明や音響、制作など公演のスムーズな進行を担うバックステージスタッフ(裏方)に対して、フロントスタッフ(表方)はお客様を笑顔でお迎えし、客席がわからないお客様を案内したり、場内の異常に対して私たち職員とともに対処したり、お客様へのおもてなしと安全安心を支える役割を担っています。私は、アーラが「えがおの劇場」を目指すうえでこの「フロントスタッフ」が非常に重要であると考えています。


 アーラでは、開館以来この役割を市民の皆様に担っていただいてきました。今回の講座でそのノウハウを学び、私たちとともにアーラで行われるイベントを盛り上げてほしいと思います。この講座は毎年、全国的に活躍しているレセプショニストの星乃もと子さんに講師をお願いしています。演劇やコンサートがどのように運営されているか、お客様に対するソーシャルマナーや立ち振る舞いを分かりやすく、そして興味深く指導していただきます。「今日の公演は楽しかった!」「感動した!」と高揚した面持ちで帰られるお客様にとって、フロントスタッフの細やかなおもてなしや気遣いが大きく影響するということを理解していただける講座です。


 先日、アーラ鑑賞モニターのアンケートで「皆さん、親切で丁寧な対応でした。この最初の入口での案内スタッフの対応はとても重要だと思います。なぜならこれから観る、聴く公演への期待と劇場側の受け入れ態勢の質の高さ・低さを感じる部分だからです」との記述がありました。大変うれしい的確なご意見でした。


 私も公演の折にはフロントスタッフとともにお客様をお出迎え、お見送りをしています。その時のお客様の笑顔がフロントスタッフとアーラの職員のモチベーションの増進に大きく役立っています。新しく私たちに加わっていただける方々を心待ちにしています。