映画「紙屋悦子の青春」
岸田國士戯曲賞などを数々の戯曲賞を受賞している松田正隆氏の傑作戯曲の映画化。
舞台は終戦を間近に控えた鹿児島の田舎町。二人の若者が美しく純朴な娘に恋をし、娘もまた、初めてのときめきに胸を焦がす。それはいつの時代にも存在する輝かしい青春の一ページ。しかし、戦争の業火は、若い命を呑み込み、生き残った者の心にも生涯消えることのない傷跡を刻み込んでいく...。
戦争の記憶の風化が叫ばれる今、戦時下、生き抜く庶民の日常と、生き残った者の心情を鮮烈に、かつ暖かく描き出した本作を豪華な演技陣で、戦時下の切ない恋を現代へ蘇らせ、現代を生きる人々に戦争の不条理と決して忘れてはならない記憶を問いかける。「父と暮せば」などを手掛けた名匠、黒木和雄監督の遺作となった作品。
日時 | 9月4日(月曜日) |
会場 | ①10時 ②13時半 ③19時 |
料金 | 可児市文化創造センター 映像シアター 全席自由 入場無料(各回先着100名) ※定員になり次第締切となります。 |
(C)2006「紙屋悦子の青春」パートナーズ
原作 | : | 松田正隆 |
監督 | : | 黒木和雄 |
出演 | : | 原田知世 永瀬正敏ほか |
2006 年/日本/ 111分