ala Collection Series
15
STORY作品紹介
経営が厳しい節(ふし)工場。加えてコロナ禍でいよいよ存続も危ない。
もはや手詰まり状態の経営者・喜美子。
その姉・しおりは左腕が不自由だが、快活で目立つ存在。
長年そんな姉と比べられてきた喜美子は素直に姉に助けを求められない。
そんな折、喜美子は工場に空き巣に入った男・諌山(いさやま)と出くわす。
そこから姉妹、空き巣の男、従業員たちを巻き込んで、閉塞感漂う工場内に、不協和音が鳴り響く…
高知県西部の幡多弁によって描かれる、工場に関わる人々の、
いびしない(汚れた)愛と可笑しさに満ちた傑作戯曲。
言い知れぬ苦悩、それでも人は人と向き合うことで、安らぎを手にしていく。
生きることの愛おしさを伝える作品に、実力派のキャスト・スタッフで挑みます。
What
ala Collection
Series?
ala Collection シリーズとは、第一線で活躍する俳優・スタッフが岐阜県可児市に滞在するアーティスト・イン・レジデンスを基軸として良質な演劇作品を制作し、全国に発信することを目指すプロジェクトです。