2015年11月29日
11月29日(日)星乃もと子氏をお迎えして 3名の新人の方を含めクルーズ15名、財団4名が参加してフォローアップ研修が行われました。
まず、スタッフルームでの座学です。劇場の表方(フロントスタッフ)の役割として、常に公演スタッフの一員であるという意識を持つことを具体的に教わりました。そして公演中は何事も起きないように努力することが、公演を「公演」として成立させるのに必要である事を認識しました。
次に『プロ』としての基礎力について学びました。「ボランティアなのにそこまでするの?」「ボランティアなのにそこまでさせていただくの?」この二つの違いに気付かせて頂きました。又当日のポジションの知識・技術だけではスタッフとしての役割が果たせない。意欲(やる気・熱意)と「専門技術スキル」と「対人関係スキル」が、たし算ではなく掛け合わせることによって成果が果たせると教わりました。休憩なしの2時間。先生のお話しに引き込まれ、あっという間に過ぎてしまいました。
昼食は交流会を兼ねてカテリーナで美味し頂きましたが、午後の研修を控えて時間的にも又気持ちにも余裕がないまま急いで制服に着替え、午後の研修に入りました。
今回の公演は『チェコ・フィルハーモニー・ゾリステンwith吉鷹奈津子』 OJT方式(実際にフロントスタッフに携わりながら知識・技術の習得)としては初めてのクラッシック公演です。朝礼は星乃先生自らがリーダーになられ開始。スタッフ一同緊張感が高まりました。いよいよ開場。1階・2階のスタッフの立ち位置や、お声掛けの仕方・無駄な動き等をその都度指摘。遅れていらしたお客様が多い時は、席の近い方を一緒にご案内するともっとスムーズになると指摘頂きましたが、今後のクルーズの大きな課題となりそうです。
約2時間の公演後、スタッフルームに戻り先生から確認する点や改善する事項等いろいろお話し頂きました。最後に「なぜ、今こうするのか」を理解してスタッフとしての意識を高めていくよう助言がありました。そして、今日の公演に入る前の身だしなみ(化粧や髪)についてはお褒めを頂き、昨年度の研修が生かされていると実感しました。
今日の研修を終えて「フロントスタッフとしてのゴールはない。一回り大きな器に変えて成長していく努力が必要」という言葉が心に響きました。今後もアーラにお越しになるお客様を笑顔でお迎えして満足していただける『おもてなし』が出来るよう、又私自身も楽しむ事が出来るように努力したいと思います。